道産子DF櫛引一紀が11年以来となる4連勝に向けて意気込みを高めている。1-0のスコアで勝利している過去3戦すべてで終盤のクローザー役として投入されており、「試合の状況を見極めながら、いつ呼ばれてもいいように準備をしている」。だが、「もちろん、日々の練習では先発で出られるようにアピールをしている」とも力強く続けた。
11日に行われた、U-23日本代表vsガーナ代表の一戦はテレビで観戦しており、親友であり、かつてのチームメートでもある奈良竜樹のプレーから「刺激をもらった」。櫛引が室蘭大谷高(現・北海道大谷室蘭高)から札幌に加入した11年に、札幌の下部組織でプレーしていた奈良はトップチームに2種登録された。ともにCBとして切磋琢磨し、年代別代表でもチームメートとして汗を流した。
「奈良は川崎Fでもポジションをつかんでいるし、頑張っている。自分も負けられない。先日は、骨が見えるほどのけがをしながら、次戦にはしっかり出場したところも奈良らしい。自分も気合いが入った」と、仲間からもらったパワーを生かし、15日のJ2第13節・水戸戦でも完封勝利に貢献するつもりだ。
(札幌担当 斉藤宏則)
2016/05/12 19:05