磐田の名波浩監督は10日、次節の対戦相手であるG大阪の遠藤保仁を自身の現役時代と重ね合わせて語った。
以前の囲み取材で「俺がタイプ的に似ているのはヤット(遠藤保仁)」と、つぶやいていた名波監督。週末にG大阪戦が控えるということで、そのことについて、あらためて聞いてみた。指揮官と遠藤のプレーヤーとしての共通点はどこなのだろうか。
「無駄なことをしないところだね。それが有益だと思ってやっているし、味方の良さを引き出してあげることに全精力を注ぐ。その意味では、彼は若いときからずっと変わらずにやってきた」
チームの勝利のために最善のプレーを選択してきた両者は、同時にピッチ上に誰も真似できないような絵も描くことができる。今季は遠藤のパフォーマンスがなかなか上がっていないようにも見えるが、それでも彼がG大阪のタクトを振るのは間違いない。
かつて磐田と日本代表で異次元のプレーを見せた名波監督が称賛する、青黒の背番号7。磐田は、鹿島戦で見せたような高い集中力で戦わなければならない。
(磐田担当 青木務)
2016/05/10 19:01