金沢は前節、岐阜に敗れ3連敗となり、チームは厳しい状況のまま連戦に突入する。今節は清水の本拠地・IAIスタジアム日本平で今季初勝利を目指す。かつて清水に在籍した廣井友信と辻尾真二にとっては古巣戦となる。
岐阜戦で今季初先発を果たした廣井は清水戦に向けて、「この試合のピッチには絶対立ちたい。良いアピール、良い準備をして臨みたい。(三浦)弦太、ワンちゃん(犬飼智也)、石毛(秀樹)とか、オレがいたときにルーキーとして清水に入ってきた子たちが、いま試合に出始めている。(大前)元気やは僕がいたときからずっと試合に出ている。仲の良い選手がたくさんいるので楽しみ」だと話す。
辻尾は、「元気はかなり調子が良さそう。僕と元気は同期入団で、そのときからシュートは格別にうまかった。ここ数年で点を取るパターンが増えている印象がある。左右(両足で)シュートも打てるので、良いポジションに入らせないよう警戒しないといけない」と現在リーグ得点王の10番を要注意人物に挙げた。
清水が強敵なのは間違いないが、金沢は自分たちとの戦いでもある。「『誰かが何とかしてくれるだろう』ではなく、『自分が何とかしてやる』という気持ちでやらないといけない」(廣井)。ここから清水、札幌、山口と「厳しい相手が続く。そこで勝ち点を奪っていけたら、チームの自信になる」(辻尾)。
清水戦では、より一層気合いの入った廣井と辻尾に注目だ。
写真:徳丸篤史
(金沢担当 野中拓也)
2016/04/26 20:43