PHOTO:Seiro Itagaki
チーム在籍最長のベテランDF菅井直樹が、27日のナビスコカップグループステージ第2節・柏戦(1○0)で今季初めて先発出場を果たした。
菅井は開幕前日の2月26日に左ふくらはぎに違和感を覚え、別メニューが続いていた。しかしナビスコカップ第1節・新潟戦(1○0)で途中交代により今季の公式戦に初出場。続く柏戦ではフル出場し、決勝点となったMF富田晋伍のゴールにも関与する活躍を見せた。
69分の決勝点の場面では、右サイドでMF水野晃樹のドリブルが止められたときに、後方から猛突進してフォロー。拾ったボールを中央に送り、富田のシュートに結び付けた。菅井本人は「あのときの自分のプレーはそんなに大したことではなくて、しっかりゴールを決めた(富田)晋伍の技術の方が良かった。ああいう形でのパスをもっと供給したかった、というのが自分の反省点です」と振り返る。
しかし「今季初めて90分間プレーできたことは大きかった」と手ごたえを得ており、「戦術理解はできているので、あとは100%のところまで体力を戻さなければ」と、再びリーグ戦とカップ戦が短い間隔で続く今週からの日程に向け、コンディションを整える。今季は右SBでも右MFでもポジション争いは激しいが、調子を上げてきたベテランがさらに競争を活性化させる。
(仙台担当 板垣晴朗)
2016/03/29 23:23