前節・熊本戦で短い時間ながら出場機会を得た、松本の新人アタッカー・前田大然。50m5秒8のスピードはもちろん、怯むことなく熊本守備陣と競り合う強気の姿勢で存在感を見せた。
とはいえ、プロの世界は結果がすべて。本人も「ピッチに立ったといっても、ほんのちょっとしか出ていないので。攻撃陣が結果を出さないと試合には勝てない」と、得点という結果でアピールできなかったことを悔しがる。
熊本戦の2日後となる3月1日には、山梨学院大学附属高を卒業。あらためてサッカー1本の生活に突入することになった。プロデビューをまずは達成し、次なる目標はプロ公式戦初得点。3日に行われた紅白戦でも鋭い動きからゴールを陥れ、見学するサポーターを沸かせていた。
次節の対戦相手の横浜FCには、言わずと知れたキング・カズが在籍。その年齢差は実に31歳離れているが、ピッチの上では年齢は関係ない。
(松本担当 多岐太宿)
2016/03/04 10:56