11日に今季限りでの契約満了が発表された岡田武瑠にとっては、これがセレッソの選手としての最後の紅白戦。2本ともにFWでプレーし、アシストを決める場面もあった。
契約満了について岡田は、「結果が出せなかったので仕方がないこと。それがプロの世界だと思う。受け止めています」とした上で、「セレッソには9年間お世話になって、感謝しかないです。セレッソでプレーしていなかったらプロにはなれていない。調子が良くなってきたときにけが、ということも多かったけど、けがしたのは自分の責任でもあります。セレッソでやれたことは自分の財産。試合に出られなかったことは悔しいけど、練習からでも学ぶことは多かった。今後に生かせると思います。現時点で次のことは何も決まっていないけど、サッカーは続けたいです」と前向きに話した。
13日の練習後は、ファン一人ひとりと話をしている場面もあった。そんな彼ら、彼女らから受けた言葉については、「うれしかったですね。応援してくれていたんだなと、あらためて実感しました」と相好を崩した。
岡田はまだ21歳。次のサッカー人生へエールを送るとともに、一回り大きくなってC大阪に戻って来ることも、期待したいと思う。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/12/13 20:46