百戦錬磨の経験を持つ坂田大輔にとってもJ1昇格プレーオフ決勝という舞台は初めてのもの。坂田自身も「こういう何かがかかった試合は横浜FMの時にチャンピオンシップとか、ギリシャの時にプレーオフに進めるかどうかって試合はあったけど、入れ替え戦っていうのはないからね」と未体験ゾーンについて話す。04年のチャンピオンシップの際は金狼と呼ばれた金髪の若武者も今や32歳のベテランに。決勝でもその経験を生かした働きが期待される。
「福岡に加入していから毎年プレーオフ圏内にいた時期はあったけど、結局去年まではそこから落ちていった。でも、この1年は後半戦もよかったから充実感もある。でも、自動昇格できなかったからここで勝たなきゃ何も得られない。その厳しさはあるけど、残り1試合を楽しみながら勝ちたい」、充実感はあるがそれを確かなものにするには昇格を得るしかない。0か100かの大一番、経験という武器を備えたストライカーは存在感を示してくれるはずだ。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/12/04 12:59