今季限りで横浜FCを契約満了となった野崎陽介だが、現役続行の道を模索しつつ合同自主トレに参加している。カズ(三浦知良)を除けば最長となる5年半の在籍。「良い思い出がたくさんある。横浜FCに来られて良かった」と振り返った。いちばんの思い出は「プレーオフに出たこと」。「あのとき負けたのが悔しい。またあの舞台に立てるように頑張りたい」という。
今後はトライアウトへの参加も考えているが、まずは4日に行われる、クラブW杯に出場するオセアニア王者オークランドシティとの練習試合(非公開)に「出られるなら出たい」。活躍すれば「オークランドが取ってくれるかもしれんし(笑)」と、どんなときでも明るさを失わないのはこの選手の魅力だ。
愛娘のシュナちゃんが生まれてから、「娘に父親のサッカー選手としての姿を見せたい」が口癖。「いま2歳なので、あと3年か4年はやりたい。それ以上長くは足がもつかどうかわからないので(笑)」と、現役への強い思いを語った。地域などこだわりはなく「やれるならどこでも」だが、「岐阜なら地元(三重)に近いから取ってほしい(笑)」と、ラモス瑠偉監督にラブコールを送っていた。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/12/03 07:00