20日、C大阪は20分×2本の紅白戦を行い、先発組が3-0で勝利した。
「距離感を意識して、それが試合で出せた」と振り返ったのは、2点目を奪い、3得点すべてに絡んだ玉田圭司。2、3点目は前線の良い守備から決めた形だが、1点目は、山口蛍のサイドチェンジを受けた丸橋祐介からの流れるような連係で奪った。湿りがちの攻撃で復活の兆しが見えた紅白戦となったが、「本番で出せてこそ」とは、1点目を決めた田代有三。
また、この試合では、立ち上がり15分は若手中心で組まれたサブ組の勢いがまさり、スタメン組が押し込まれる時間帯も続いた。「悪い時間帯でも耐えていれば、流れは好転する。我慢するところは我慢することが大事」と大熊清監督も話したように、序盤の相手の時間帯をしのいだことで、3得点が生まれた。
“大熊セレッソ”として4日目。短い時間で共通理解を落とし込んでいる段階で行われた紅白戦にて、攻守で試合につながるプレーが見られたことは収穫だ。あとは、相手のある公式戦で、いかに力を発揮できるか。東京V戦まで残り2日。“大熊イズム”を詰めていく。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/11/20 19:13