G大阪と言えば、格下や初物に苦戦しがち。これまでも、リーグ戦では対戦する事がなかったJ2勢に対して天皇杯でしばしば苦戦を強いられ、一昨年は水戸に敗北したり、昨年は町田に辛勝したりと“横綱相撲”を苦手としがちだ。
10日に対戦する長崎とは初の顔合わせ。かつて日本代表で同僚だった高木琢也監督について長谷川健太監督は「東京の家も近いのでたまに飲む間柄。どこのクラブに行ってもきっちりとしたチームを作る」と警戒感を隠さない。
格下相手に手こずった経験を持つ明神智和は「それを今年1年間は乗り越えて行かないといけない」と言い聞かせる。
長崎にとってホーム初戦だけに、“完全アウエイ”が予想されるが「観客が多い方が僕らもモチベーションも高まるし、ブーイングが大きいとそれだけ燃える」とキッパリ。かつて2008年のACL準決勝で埼玉スタジアムを自らのアウェイゴールで沈黙させた鉄人は、一向に動じる様子もない。
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/03/07 19:36