昨年、期限付き移籍先の新潟で不遇のシーズンを強いられた平井将生。2010年には30試合で14得点とブレークしたかに見えたスピードスターも昨年は21試合で屈辱の無得点に終わった。「ガンバの力になれれば」と復帰した今季、開幕戦では短時間ながら途中出場。「やっぱりガンバは楽しい」と笑顔を見せる背番号14にとって千載一遇のチャンスとなりそうなのが長崎戦だ。
レアンドロが不在で、パウリーニョも右内転筋の問題で先発は微妙。FWの構成に頭を悩める長谷川健太監督が、背番号14を先発メンバーに加えても何らおかしくない状態だ。「もっとボールに絡みに行けと監督からは言われている」(平井)。裏への抜け出しが持ち味の反面、オフザボールに課題を持つ平井だが新潟時代の収穫と言えば「腐らない気持ちと鍛えたフィジカル」。かつて和製エース候補と目された25歳は「越後の敵を長崎で討つ」つもりだ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/03/08 18:47