11日の天皇杯4回戦・徳島戦。森保一監督は7日のG大阪戦(2○0)からスタメン全員を入れ替えて臨む決断を下したが、迷っている様子はまったくなかった。
「明日は経験の浅い選手が多く出ることになると思いますけど、一部の選手だけで年間と2ndステージのトップに立っているわけではない。トレーニングで五分五分の戦いができているからチームとして結果を出せている。みんなにはプライドを持ってやってもらいたいし、僕自身も勝てる選手を自信を持って送り出します」(森保監督)
指揮官の信頼に応えるべく、選手たちも気持ちを奮い立たせている。「監督は経験を積むために出すわけじゃないと言ってくれている。結果を出して応えたい」と皆川佑介は勇み、一か月半ぶりの実戦復帰が濃厚な柏好文も「みんないい準備をしてきている。勝って総合力を示したい」と話した。
豊かな経験を持つ老獪なチームとは違い、徳島ではエネルギッシュなチームが躍動するに違いない。
(広島担当 寺田弘幸)
2015/11/10 14:37