6日の練習中、紅白戦で主力組が自陣内の安易なパスミスから失点を喫した。ボールを大事にするスタイルを続けているため、大宮の基準なら仕切り直して終わるようなシーンでもあった。しかし今回は普段は温厚な渋谷洋樹監督が声を張り上げて厳しく指摘。練習場に緊張が走った。
前節(明治安田J2第39節)・長崎戦(2○1)の勝利で4試合未勝利の時期を抜け、前日には「もう1回気を引き締めて、ここで勝つことがどれだけ大きな意味を持つかを意識していきたい」と語っていた渋谷監督。練習後に真意を明かした。
「今週はしっかり集中してやってきていたけれど、ああいう形で失点したり、ミスしたりするということはまだまだ甘い部分がある。今季は1回やられてから奮起するような形になっていることがあるので、同じことを繰り返さないようにする」
残り3試合を悔いなく戦うために、一つのミスにもより高い意識を持って改善を求めたということ。妥協なき姿勢を明確にし、次節の讃岐とのアウェイ戦への準備を進める。
(大宮担当 片村光博)
2015/11/07 07:00