前節(明治安田J2第39節)の福岡戦(0●4)で約1年ぶりのスタメン出場を果たしたアン・ヨンハ。奇しくもそれがJ2通算100試合出場の節目の試合となった。「ここまで長かったですね。一つの節目として、また一つずつ増やしていきたい」と、シーズン初めからの故障を乗り越えての記録達成に感慨もひとしおだが、同時に「僕の力というより、足を治してくれた方々、応援してくれる方々、起用してくれた指導者の方々みなさんのおかげ」と、周囲への感謝を忘れなかった。
その福岡戦では[4-1-4-1]のアンカーとしてプレー。「相手の狙っている形でやられて、最後は相手の勢いに飲まれてしまった」0-4の敗戦と、苦い結果になってしまったが、「カウンターのときもヨンハさんが戻ってきて、かなり助けてくれた」(南雄太)、「久しぶりにヨンハさんがいて、攻撃に集中できた」(寺田紳一)と、チームメートの信頼は揺るがない。残り3試合、来季につなげるためにもピッチでさらなる存在感を示したいところだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/11/05 07:00