U-22日本代表候補合宿中に行われた鳥栖との練習試合(29日)で左足首を負傷したMF喜田拓也はこの日に川崎市内の病院で検査を行い、左足関節ねん挫で全治6週間見込みと診断された。
自力で歩くことのできない喜田は松葉杖を使い、肩を落としながらも言葉を振り絞った。「骨に異常がなかったのは不幸中の幸い。自分自身が悔しいのはもちろんだけど、期待してくれていた人や応援してくれていた人を残念な気持ちにさせてしまったことが悔しいし、情けない」。自身が一番苦しい状況でも周囲への感謝や気持ちを言葉にするナイスガイは相変わらず。
残りリーグ戦2試合への出場は難しくなったが、天皇杯は4回戦・神戸戦を勝ち上がれば年末に予定されている準々決勝以降はチャンスがあるかもしれない。「気持ちを切り替えるのに時間がかかるかもしれないけど、しっかり治して、強くなって、たくましくなって帰ってきたい」と前を向き、再スタートを誓った。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2015/10/30 19:38