ルーキー増山朝陽。ナビスコカップ準決勝・鹿島との第2戦では、渡邉千真の得点をアシストするなど活躍するシーンが増えた。「(得意の)仕掛けも行ける手ごたえがある。自分に自信をもって成長したい」と、増山は向上意欲を口にする。
前節・横浜FM戦、一人少なくなった神戸は二人の交代枠を残したまま試合終了の笛を聞いた。「守備のできる選手をということだったと思う」とし、交代選手に選ばれなかった悔しさに唇を噛んだ。
21日の紅白戦では、主力組右サイドの攻撃的なポジションでプレー。「マークの受け渡しでコミュニケーションをうまく取れれば」と話し、自らの持ち味を出すための”良い守備”の体現にどん欲だ。
今節は残留争いの直接対決。「意識しないといけないけど」としつつ、「全員がパフォーマンスを維持すれば自ずと結果はついてくる。『勝ち』という部分だけを頭に入れて戦いたい」。野心を従えて、増山は「得点、狙いますよ」と力強く言った。
(神戸担当 小野慶太)
2015/10/22 20:50