前節(明治安田J2第37節・福岡戦/2●4)は大量失点で敗れはしたが、選手間の距離感、攻守のバランス、前へのアグレッシブさなど直近5試合と比べれば上できの内容だった。古巣戦を終えた山形辰徳もチーム状態は上向きとみる。
「堅守の福岡に対してショートカウンターを何本も打つなかで同点ゴールを奪えたし、逆転するチャンスもあった。チームとして闘える自信は全然あります」
前節の他会場で21位大分が試合終了間際の同点被弾で勝ち点1に終わったことも「まだ自分たちは見捨てられていないということ」(山形)と精神面のプラスに働いた模様。今週のトレーニングの雰囲気はよく、最下位のチームとは思えないほどで、栃木は、ここで結果をつかめば、というチーム状態で残り5試合を迎える。
「ここまで来たら開き直って大胆にプレーできるかどうかだけど、今週になって開き直りの雰囲気も出てきたし、僕らベテランとしては若手がもっと思い切りプレーできるような雰囲気作りや声がけを徹底していきたいです」
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/10/22 19:54