前節(明治安田J2第33節)の長崎戦(1△1)は失点ゼロのまま試合を進めたが、オウンゴールで失点。「ギリギリ(試合終了間際)まで連敗というところだった」(山藤健太)。しかし、途中出場のジャーン・モーゼルが劇的な同点弾。アウェイで勝ち点1を手に入れた。
「これを機にまた(チームの)調子が戻ってくれば良い」(清原翔平)、「あのまま0-1で負けて帰ってくるのと、引き分けは全然違う。なんとか次の試合につながった」(山藤)。
「ここ何試合かの中では一番守れた。あらためて意思統一できた」と太田康介が話すように、選手たちはリトリート色を強めた長崎戦の戦い方に確かな手ごたえを感じている。
原点回帰――。
「前半戦もロスタイムに追い付いたり、点を入れて勝ったりしていた。堅い勝ち方で自分たちのリズムを作れていた」(大槻優平)。
今節・熊本戦はホームゲームだ。「何が何でも勝ちたいが、勝ち急がず、地味にしっかり守っていくことが勝ちにつながる」(太田)。
(金沢担当 野中拓也)
2015/09/26 16:49