開幕戦で鳥取に逆転負けを喫した熊本。藤本主税の先制点が素晴らしいゴールだっただけに、黒星スタートは非常に残念な結果。高い位置からプレスをかける形では後方にスペースができるため、このエリアのケアについての重要性は誰もが理解していたこともあり、選手たちにとっても痛恨の2失点だった。
これを受け、6日のトレーニングではカウンターの対応を想定したメニューに取り組んだ。ハーフコートの6対6では、左右のSBがドリブルで相手陣内へ運び、そこでボールをロストして背後に大きなスペースができている状態を設定。そこから守備陣形を立て直し、相手の攻撃を遅らせながらゴール前を閉じることを意識づけた。
「追加点を取りに行く中でも、最低限のリスクマネジメントは必要。みんなでカバーし合って、引きずらないで自信を持って試合に臨むメンタルも大事だと思う」と吉井孝輔は言う。敗戦を糧に、次節のホーム・千葉戦に臨む。
(熊本担当 井芹貴志)
2013/03/06 18:05