4日、河本裕之が30歳の誕生日を迎えた。より円熟味の増したプレーに期待したいところだが、30歳になった感想を尋ねると開口一番、「朝起きてショックでした」と返ってきた。
「朝起きて『あー、30なったな』と思ったらホンマに凹んで…」。その真意は「社会ではまだまだ若いけど、サッカー選手で考えたら30は大きい」ということ。理由を聞けば納得が行くが、朝一番でショックを受けるというのもなかなか聞かない。30歳の抱負も独特かと思いきや、「いい歳になってきたので、より一層頑張れるようにしていきたい」ときれいにまとめている。
なお、4日の練習後には同じく誕生日だった北島雅陽通訳が水をかけられて祝福されていたが、河本は「(自分への祝福は)『おめでとう』くらいで。キャラクター的に」と不敵な笑み。びしょ濡れで引き上げていく北島通訳を横目に「助かります」と安堵の表情を見せていた。
(大宮担当 片村光博)
2015/09/05 07:00