今年も天皇杯が幕を開ける。29日にガイナーレ鳥取とぶつかる1回戦に向け、中林洋次が意気込みを語った。
「今年は先に広島がいる。個人的にモチベーションがすごく高まる相手なんで、そこまではいきたいと思う」。3回戦に進出すれば08年夏から11年まで3年半を過ごした広島と対戦する可能性があるだけに、今大会に対する気持ちは一段と高ぶっている様子だ。
23日に行われたJ2第30節・福岡戦で9試合ぶりの勝利を収め、中林はホッと息をついている。「ずっと我慢、我慢と言ってきたけど、本当に90分間我慢し続けた結果、ロスタイムのゴールにつながった。我慢していればいつか良いことがあることは分かっていることだけど、我慢強く自分のパフォーマンスを出し続けることが結果になるってことを改めて思った」。
岡山の守護神は苦しんだ末に勝利をつかみ、また一回り大きくなった印象を与えているが、自分で成長を実感するためにも天皇杯で広島戦を実現させたい。
(岡山担当 寺田弘幸)
2015/08/27 18:37