8月23日に、仙台は作新学院大学と45分×2本の練習試合(2本合計6○0)を実施。負傷で離脱していた渡部博文とウイルソンが実戦復帰して、それぞれ得点するなど、収穫の多い試合となった。
「勝って良い流れを作って公式戦につなげたかった」と振り返るのは、この試合で主将を務めた武井択也だ。「夏場を乗り切るためのアプローチを監督やスタッフがいろいろしてくれて、実際に走行距離を見ても相手より走れています。それを結果につなげるのは僕たち選手の責任」とする武井には、自らも厳しいポジション争いに身を置く中で、チームのために心掛けていることがある。
「頑張っていても結果が出ないときに、後ろに引っ張られないように、前へ出る力を自ら生み出すことが大事。自分自身が前向きなプレーをしたり、周囲を前に進めるアプローチをしたり、できる限りのことをやります」。陰に日向にチームを前に進める武井の存在もまた、このチームにとって大きい。
(仙台担当 板垣晴朗)
2015/08/26 16:57