今季ここまでフルタイム出場を継続しているのが、右SBの櫻内渚。昨季のリーグ戦出場数は『21』であり、その数字をすでに上回り、キャリアハイとなっている。
開幕からコンスタントに試合に出続ける、という経験はプロになってから初めてのこと。夏場に入り、“壁”にぶち当たっている。
前半戦は、名波浩監督に「(櫻内)渚のサイドからやられることはほぼない」と評価されていたが、ここ2試合連続で自身のサイドから失点。「球際でもっと厳しいプレーをしないと」と悔しさをにじませた。
「暑さや疲れは相手も同じこと」と言い訳はしないが、試合を積み重ねる中で疲労が“蓄積”している部分もあるかもしれない。最大の長所は身体能力を生かしたタイトな守備。その“生命線”をいま、あらためて問われている。
今節・徳島戦へ向け、「もっともっとパフォーマンスを上げないと」と闘志を燃やす。この“壁”を乗り越えれば、さらにステップアップできるはずだ。
(磐田担当 南間健治)
2015/08/23 07:00