東アジア杯が行われていた中国から10日に帰国した山口蛍が、11日、チームへ合流した。この日は、ほぼすべての練習メニューをこなし、タフネスぶりを見せつけた。また、扇原貴宏も今週から完全合流。6試合ぶりの出場へ、状態を高めている。
両者が不在の間、中盤でかじを取り続けた橋本英郎や、「(前節は)期待以上のプレーだった」とパウロ・アウトゥオリ監督が評価する秋山大地も含め、全体の底上げがなされたことで、中盤の充実度は増している。中盤と言えば、前節の明治安田J2第28節・千葉戦(1△1)で劇的な同点弾を決めたマグノ・クルスについて、指揮官は「オフェンシブな選手。つなぎができて、突破もできる」と、2列目の選手と見ているようだ。
また、前節は出場機会がなかった玉田圭司も、「これまで通り、練習にしっかり取り組んでいきたい。サッカーをすることが自分をアピールすることにもつながる」と話すなど、下を向くことはない。
「メンバーは練習の中で見極めたい」と話すアウトゥオリ監督。層の厚みが増した中、今節、岐阜戦へ向けてのマネジメントが注目される。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/08/11 16:36