今季、フィールドプレーヤーのなかで唯一出場機会のない大卒ルーキーの渋谷亮。ただ、少し前まで同じ境遇だった大木暁が、前々節(明治安田J2第25節・熊本戦/1○0)と前節(第26節・京都戦/1○0)にスタメン出場を果たしたことは刺激になっている。「いつも行きも帰りも一緒にいて、メンバー外だったのもこの前まで俺とボンちゃん(大木)の二人だけ。それで出て2試合に勝って、半分は準備していればできるんだというのもあるし、半分はやっぱり悔しいなという気持ちだった」
そんな渋谷だが、今節(第27節・讃岐戦)は自身にも出場のチャンスが浮上。29日の練習では、主力組の右SBでプレーした。本職は中盤なだけに「やっぱり難しい。感覚的に慣れていない」面はある。それでも、「味スタとかでも、自分のユニフォームを着ている人に申し訳ない気持ち。だけど、そこで焦ってもなにも起きないので、焦らずやっていきたい」。実際に出場の機会が訪れるかはまだ分からないが、懸命に準備には取り組んでいる。
(東京V担当 石原遼一)
2015/07/29 17:57