前節・北九州戦(1△1)、74分の失点までは金沢の“必勝パターン”だった。森下仁之監督は「守備も大きく崩れていなかった。そしてボールを奪ってから3人、4人が前に出ていけた」と振り返る。
最近の金沢は「先制しながらも逆転、もしくは追い付かれた試合があった。先に点が取れているが、もう一つ取りに行くのか守るのか中途半端な部分があった」(森下監督)。それらを踏まえ、北九州戦の先制後、森下監督は「もう一回守備からやろう」と声を掛けた。
しかし、「粘り強くボールを持たれた。何回か連続してクロスを入れられたときに、そこのポジショニングとボールへの反応が少し悪くなった。体勢が崩れていたので、どうしてもラインが上がらなかった」。結果的に、渡大生に同点ゴールを許してしまった。
それでも「連敗しないこともあのゲームの目的だった。アウェーで勝ち点1はそんなに悪くない結果」と話した。
(金沢担当 野中拓也)
2015/07/07 07:00