週末に公式戦がないとはいえ、翌日には練習試合も控えている中で、紅白戦15分×3本はさすがにハードと言うほかない。しかし、その中でもっとも動きが目立ったのは、石﨑信弘監督だったかもしれない。
いつも一方のチームのDFラインとGKの間でプレーをチェックしているが、1本目、バイタルエリア中央付近からロメロ・フランクが放ったミドルシュートをひらりとかわした。「シュート打たれたから一生懸命避けたらよ、入っちゃった(笑)。あれ、多分(GKの)ギシ(山岸範宏)は見えてなかったよ、ワシで。あんなとこ、出すと思わなかった。どこにおればいいのよってウロウロしてたんじゃけど」。
さらに2本目も、石川竜也のパスが足に当たりそうになり、瞬時にジャンプ。着地でバランスを崩し背中から倒れたが、足にボールを当ててパスコースを変えることはなかった。ナイスプレーの連続にも、本人は「いや、ギリギリだよ」と照れ笑いだった。
(山形担当 佐藤円)
2015/07/04 07:00