福井諒司は前節(明治安田J2第20節)の大宮戦(2○0)で、チームが2点をリードする中、アディショナルタイムに投入された。相手ボールでのスローインのタイミングだったが、ピッチに足を踏み入れたのとほぼ同時に審判が再開をうながすホイッスルを鳴らす。そこで、スローインが行われたのとは逆サイドの自らのポジションへ入るため、福井は猛然とダッシュしていったのだが、その姿は非常に印象的だった。
福井本人にそれを指摘すると、「みんなにバカにされた。『今までで一番速かった』って。(すぐに)始まってしまって、必死だった」と苦笑い。それでも、出場するタイミングやポジションを問わず、監督の起用に応える福井の”必死なプレー”は、チームの大きな助けとなっている。
(東京V担当 石原遼一)
2015/07/03 18:31