前節、金沢はホームで大分に引き分けた(1△1)。先制してから相手に追い付かれてのドローは今季初。J1ライセンス取得に向けての報道が多くなされるなど、金沢を取り巻く熱気が急速に高まっていく中でのホームゲームだった。
結果として勝ち点1を手にして、目標に一歩近づいた。現在、降格圏内のチームとはある程度の勝ち点差が付いており、容易にひっくり返されることは想像しにくい。
森下仁之監督が今季掲げる勝ち点目標は『48』。ここまで金沢が積み上げた勝ち点は『33』。これについて森下監督は「残り試合とかを考えると上出来だと思う」と語った。
ただし、「目標がぼやけてしまって『残留できるんじゃない?』という雰囲気だけは作りたくない」。選手たちにも「もう一回向上心を持ってやろうと話をした」という。
目指すべきものを再確認し、今節・福岡戦に向けて準備を進めていく。
(金沢担当 野中拓也)
2015/06/17 19:23