プロ4年目でようやく横浜FMデビューを飾るか。横浜FMのGK鈴木椋大が明日(3日)のJリーグヤマザキナビスコカップ第7節・山形戦で先発濃厚になった。試合前日の紅白戦では主力組のGKとして味方に指示を出し、練習後は「やれるという手ごたえはあるので、いまの自分の立ち位置を知る機会にしたい」と笑みをこぼした。
これまでは度重なる負傷に悩まされ、満足に練習できない日々も続いた。現在も右ひざを痛めている状態で万全のコンディションではないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。昨年はJリーグ・アンダー22選抜の一員として明治安田J3を経験し、実戦感覚を磨いた。そして山形戦はチームにとって消化試合とはいえ、鈴木にとってはプレッシャーのかかる大一番だ。「たぶん緊張すると思うけど、それは自分の中の話であって周りには関係ない。プロ4年目でようやくつかんだチャンスを生かすも殺すも自分次第」と強い気持ちを持ち、満を持してJ1デビューする。
(横浜FM担当 藤井雅彦)
2015/06/02 20:20