熊谷駿(左)と若杉好輝。毎日最後まで残って練習している2人のデビュー戦がどんなものになるのか楽しみたい
若杉好輝(甲府U-18出身、2年目)と熊谷駿(仙台育英高出身、1年目)は今季のチームでまだ公式戦の出場がない最後の2人で、Jリーグヤマザキナビスコカップ第7節・広島戦に出場すればプロ初出場でもある。
大卒3年目までの若手が活躍するチームにあって、高校からプロ入りした2人はまだ身につけるべきスキルがあるが今節は若杉が先発、熊谷が途中出場に賭けることになりそう。若杉が練習中に個人戦術の理解不足で怒られることが名物みたいになっているが、ドリブルと左足のパンチ力は魅力十分なアタッカー。今年甲府から広島に移籍した佐々木翔とのマッチアップは見所。190センチ84キロの熊谷は健康優良児の頂点に立つようなフィジカルを持つ超大型DF。ただ、佐久間悟監督はFWコンバートも考えていて、今節それを見られるかもしれない。若杉が「チャンスはそんなに貰えない。ラストチャンスだと思って出し切りたい」というように、危機感を持って挑む2人の姿を見逃さないでほしい。
(甲府担当 マツオジュン)
2015/06/01 19:56