今節の相手・札幌のゴールマウスを守るのは、今季C大阪より移籍したク・ソンユンだ。北の大地で、ク・ソンユンはその力を遺憾なく発揮している。
26日の練習後、C大阪時代はク・ソンユンの兄貴分であったキム・ジンヒョンに話を聞くと、「前節の映像も見たけれど、かなり止めていた。やっぱり力はある」と弟分の活躍を称賛した。
C大阪のチーム関係者からも、「素材としての力はジンヒョンに勝るとも劣らない」との評価も受けていたク・ソンユン。「僕も若いころに一人で日本に来て、辛いこともあった。ソンユンは試合にも出られず練習ばかりやっていたので、より辛かったと思う。でもその辛さがあったから、いまの活躍がある」と兄貴分は語る。
同胞の先輩として、「活躍はうれしい」とするキム・ジンヒョンだが、対戦となれば話は別。「負けたくない。移籍してからも何度か連絡は取っている。でも、過去の経験上、ソンユンだけを意識すると良くないプレーになるので、チームが勝つことだけを考える」と試合への抱負を話した。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/05/26 17:12