大学サッカーメルマガVol.141を配信しました。
今回の大学サッカーメルマガは、総理大臣杯準決勝「専修大-駒澤大」「早稲田大-阪南大」のマッチレポートを掲載しています。
以下、Vol.141より一部抜粋を転載します。
「疲れもあったが力の差も出た。完敗です」。1部と2部の対戦とはいえ、関東勢同士の対戦で、予想以上の大敗を喫した駒澤大・秋田浩一監督は潔く負けを認めた。確かに、そう認めざるを得ない試合だったのは間違いない。「4年生たちと話をして、フレッシュな選手のほうがいいだろうということになった」(同監督)と、前の試合と大きくメンバーを入れ替えて臨んだ準々決勝だったが、それが裏目に出てしまった。「前半は0-0で折り返して、後半に碓井(鉄平)と小牧(成亘)を投入する予定だった」が、前半に2失点を喫したことでプランに大きな狂いが生じた。そのうえ、70分には1トップの宮城雅史が2枚目の警告で退場。10人になったあとは立て続けに専修大に得点を許し、気づけば6失点。準々決勝では1部の筑波大を逆転で下した駒澤大だったが、リーグ前期を首位で折り返した関東王者に、思わぬ形で実力差を見せつけられる形となった。
「駒澤大は何度もこの大会に出ていて、勝ち方を知っているチーム。油断ができない」(専修大・源平貴久監督)。そうした意識が、少なからずチーム全体にもあったのだろう。立ち上がりに積極的なプレーを見せていたのは駒澤大だった。真野直紀、湯澤洋介らがドリブルで前線まで持ち上がり、ロングボールをトップの宮城に合わせるなど、アグレッシブにゴールを狙う。「駒大のやり方に慣れていないので、最初のほうは対応がうまくいかなかった」と、源平監督。
だが、10分を過ぎたころから専修大も反撃を開始。中盤でボールを奪うと得意のショートパスをつなぐサッカーで駒大に揺さぶりをかける。17分には、長澤和輝のあげたクロスに、前線にあがっていたボランチの河津良一が反応。ゴール前でキープしたボールを、最後は仲川が蹴りこんで先制点をあげる。
対する駒大は、右サイドの荒井裕介が「緊張で過呼吸気味になっていた」(秋田監督)というアクシデントに見舞われ、24分には小牧と交代。先制点をあげて勢いに乗る専修大からボールを奪う機会が次第に減り、なかなかチャンスを作ることができない。
(続きはメルマガ本文に掲載)
これまで、何度となく総理大臣杯決勝に駒を進めている強豪同士の対戦となった、準決勝の第2試合。ベスト4のうち3チームが関東勢が占める今大会で、阪南大は地元開催・関西勢として残った最後の“砦”だった。試合は攻撃的に試合を進める阪南大に対し、早稲田大が堅固な守りからチャンスを狙うなど、お互いが持ち味を存分にいかした展開に。双方のGKが好セーブで1-1のスコアのまま延長戦に突入したが、最後は延長戦に入ってから出場した奥野将平が決勝ゴールをあげて阪南大が4年ぶりとなる決勝戦への出場切符をもぎとった。
「阪南大は個々の技術が高いチーム。それは予想していたのだがプレッシャーをきちんとかけて、攻守の切り替えを早くすれば対応できると話していた。だが、立ち上がりはそのプレッシャーが弱かった」。早大・古賀聡監督は、前半の戦いをそう振り返る。結果、前半はほぼ阪南大に主導権を握られる展開となったことは間違いない。
序盤から押し込む展開となった阪南大は、19分に先制点をゲット。ボランチ・谷本泰基が出したボールを、右サイドバックの飯尾竜太朗がゴール前まで切れ込みクロスをあげる。それに工藤光輝が頭で合わせたシュートは、早大GK・松澤香輝の手の上をすり抜けてゴール左スミへ。見事なコンビネーションで早大の守備を崩した阪南大が、幸先のいい形でリードを奪う。
(続きはメルマガ本文に掲載)
大学サッカーメールマガジンでは、雑誌やネットメディアではなかなか掲載されない大学サッカー情報をお届けします。
お申込はこちらから。購読料は315円(税込・月額)です。College soccer Centralにも一部抜粋などを掲載しています。また、ご購読を検討されている方のために、既刊各号のなかから「試し読み」ができるものをご用意しました。こちらのページからどうぞ。
(BLOGOLA編集部)
2012/07/16 10:30