6日の岡山戦(明治安田J2第12節/0△0)で負傷し、13日に左肘関節脱臼と発表された坂田良太。14日、悔しがっているだろうと練習後に声をかけると「両足ジャンプ、覚えようと思って」という反応が返ってきた。
負傷したのは片足ジャンプから空中でバランスを崩したから。両足ジャンプならば高さは出ないが競り合いの安定感と強さが出る。
「ビーチサッカーをやっている兄(淳、元・熊本コーチ)がたまたま両足ジャンプから得点を決めているシーンをFacebookにアップしていて、これだよ! と思って、すぐに電話して『ケガが治ったら練習するから動画送って』って伝えたんです」
以前から両足ジャンプも頭にはあったが「自分に合っているのは片足ジャンプだと思っていた」こともあり試さなかった。が、これまで空中でバランスを崩すケガが多かったのも事実。
「プロになってようやくチャンスをつかんだのに、こういう落胆があって。でも、だからこそ気づけたのかなって思うんです」
腕のギプスが外れるまで3週間ちょっと。坂田は兄を追うように新スタイルに挑戦する。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/05/14 20:57