千葉の誇る左サイド、谷澤達也(左)と中村太亮。金沢の右サイドとの対決に注目だ
17日(明治安田J2第14節)に迎える金沢との上位対決。試合のカギを握りそうなのが“千葉の左サイド”と“金沢の右サイド”の争いだ。谷澤達也のキープとドリブル、中村太亮による質の高いクロスは千葉のストロングポイント。対する金沢の右は、フォルランと得点王を争う清原翔平と、SBに定着した辻尾真二。谷澤いわく、「辻尾は昔から知っているが、スピードのある選手。向こうの右サイドとこっちの左サイドと、どっちが勝つかが楽しみ」と、勝負に思いをはせた。
さて谷澤と辻尾といえば、かたや“ヤザワールド”、こなた“辻尾ジャパン”の異名を取る、エンターテイナー同士である。谷澤に対辻尾への意気込みを「得意の一言で」聞いてみたところ、じっくり考えて「タイミングかな」とポツリ。「一つひとつのプレーのタイミングで勝負が決まる。そのタイミングだけは逃さないようにしたい」と、よく考えれば当たり前のような気もする、禅問答のように深いコメントをいただいた。深化するワールドに、ジャパンの対応はいかに? サイドのマッチアップに注目したい。
(千葉担当 芥川和久)
2015/05/14 20:53