前節の松本戦は長谷川健太監督にとって、清水東高サッカー部の先輩にあたる反町康治監督との2年ぶりの対戦だった。試合後の会見で「反町先輩から勝てて本当に嬉しいです」と会見場の笑いを誘った長谷川監督が、一夜明けた30日、あらためて先輩との戦いを振り返った。
「尊敬できる監督だと思っている。自分は真似が出来ないが、いろいろなタイプの監督がいて日本サッカーは発展していく。反町さんらしいチーム作りをずっとされて来ている中で、どんどん進化している」。長谷川監督もJ2から昇格させる苦労を知っているだけに、松本をJ1に導いた先輩の手腕を評価した。そして新潟時代の反町監督も知る指揮官は、指揮官の変化をこう語った。「昔はリアクションで、守ってカウンターだけだったが、いまは守りながらも攻めるという形。オビナも加わって攻めのバリエーションも増えてきたと思う」。清水東高OBが次に火花を散らすのはセカンドステージの9月19日だ。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/04/30 21:01