「ここ数シーズン、数字を伸ばせていなかったけど、やっと」。前節・金沢戦でJ通算300試合出場を達成した清水健太の表情には安堵が浮かんでいた。
けがの影響などもあり、一旦は前所属の山形で“絶対守護神”の座を失ったが、そんな中でもJ通算300試合出場を「ひとつの目標だった」とし、今季より活躍の場を讃岐へ移した。そして、ここまで全試合にフル出場。リーグ2位タイの失点数を誇る好調守備陣を牽引して“絶対守護神”の座に帰り着いた。
清水は300試合を振り返り、思い出の試合に山形のJ1昇格初年度のホーム開幕戦を挙げた。対戦相手は柏時代のチームメイト玉田圭司率いる名古屋だった。「その試合で無失点に抑えれたことは自分にとって大きな自信になった」という。
そして今節、再び清水は玉田と対峙する。「(玉田は)相変わらず上手いけど、やられたくない」とゴールを死守し、守護神たるゆえんを証明する。
(讃岐担当 松本隆志)
2015/04/25 20:05