今週末にホーム・丸亀に迎える札幌には、昨季のシーズン後半に期限付き移籍で讃岐でプレーをした古田寛幸がいる。
その個の能力の高さは讃岐でのチームメートたちも良く知るところだが、意外にも北野誠監督は意に介していない様子だ。自らが指揮を執るチームで半年プレーした古田を、北野監督は「嵐のようにやってきて、嵐のように去っていった選手」と表現。「(在籍当時)彼にとってやりやすいサッカーはどういうものか、というのを考えていた」という。だからこそ、古田の「ウィーク(ポイント)もわかる」と対応にも自信を見せた。
古田としても“古巣”に成長を見せたいところだろうが、讃岐としてもチームとしての成長を古田に見せたいところ。「残念ながら彼が活躍するスペースはないと思うよ」と指揮官はニヤリと不敵な笑みを覗かせていた。
(讃岐担当 松本隆志)
2015/04/10 19:12