練習後、サプライズが待っていた。選手会からケーキと赤いちゃんちゃんこを手渡されると、最後は水を掛けられる手荒い祝福。自分の写真が飾られたケーキを見た指揮官は「遺影じゃないか(笑)」と冗談を漏らしつつ、終始うれしそうな笑みを見せていた。
還暦について「二十歳3回って感じ(笑)」と話す姿は、とても60歳には見えないほど若々しくスタイリッシュだが、「(還暦は)ちょっとくるよね…。逆にもっと貫禄が付かないとダメだよね」と感慨深げ。「50歳のときにあと5年と言っていたから、また5年。1試合1試合が勝負です」と、抱負を述べた。
チーム総出で祝福したことで、リーグ戦最下位で沈みがちな雰囲気も、とびきり明るくなった。「あとは勝って帰って来ますよ」(川又堅碁)。今日8日のナビスコカップ第3節・山形戦、まずは同大会3連勝という“もう一つの誕生日プレゼント”を指揮官に贈りたいところだ。
ちゃんちゃんこの着心地を問われ「チームカラーが赤だから、紛れていいかもしれないね(笑)」
報道陣からも赤いちゃんちゃこが贈られた。「試合(ナビスコカップ第3節・山形戦)で着てくれますか?」と問われると、「防弾チョッキ的に、(スーツの)下に着ようかね(笑)」とリップサービス(?)
(名古屋担当 村本裕太)
2015/04/08 09:00