20日の練習後、トニーニョ・セレーゾ監督による“居残りシュート塾”が開校された。
メニューの最後に行われるシュート練習でゴールを決められなかった選手が集められ、この日の入塾者は12名。角度や体勢を変え、豊富なパターンからシュートを放った。なかにはドライブ回転をかける高難度の要求もあり、これにはさすがの選手たちも苦戦気味。それでもセレーゾ監督が同じ位置からシュートを放つと、ボールは鮮やかな放物線を描いてネットに吸い込まれ、「こうやって打つんだ」と涼しげな表情。
この日の入塾者・柴崎岳は、元ブラジル代表の実技指導に苦笑いを浮かべつつも、より引き締まった表情で練習を再開した。結局、日没まで続いたこの日の講義。長時間にわたってシュートを受け続けた曽ケ端準は、「まあ、昨日(19日)よりは良くなっているんじゃないか」と成長を認めた。
24日のプレシーズンマッチの水戸戦、“塾生”のゴールに期待が懸かる。
(鹿島担当 倉橋捺稀)
2013/02/21 11:50