チュニジア戦で日本代表デビューを果たした藤春廣輝が1日、チームに合流した。「代表で交流を深めた選手は誰か」と問われた藤春は「青さんともしゃべりました」と広島の青山敏弘の名を挙げたが、思わぬエピソードも披露した。
「あのミドルが入ったのはオレのお陰みたいな感じです」。えっ?藤春が出場したのはチュニジア戦だったはず。番記者たちは思わず、その発言を訝ったが、藤春は試合前、ある「儀式」を行っていた。
背番号27の藤春に対して、青山は背番号28。ロッカーでは隣り合う席だったというが、試合前、藤春は置かれていた青山のスパイクの右足部分を撫でていたという。「お前が触ったらアカンやろ」と気色ばむ青山に対して藤春は「触ってたらいいことがありますよ」と返したのだという。
過去にもチームメイトの得点を予言した藤春は「何故か分からないけど、無意識のうちに持っていた。絶対にオレのお陰」。試合後、青山に「0,5点下さい」とアピールしたが、むげなく却下されたそう。恐るべし、藤春である。
(G大阪担当 下薗昌記)
2015/04/02 07:00