4試合を終えて2勝1分1敗、勝ち点7で5位タイ。
昨季J2・J3入れ替え戦を辛くも制してJ2残留を果たしたチームとは信じ難い。北野誠監督は3月を「上出来だったと思う」と振り返る。しかし、その結果は偶然ではない。「実はキャンプから自信はあった。守備面は去年よりも整理ができていた。そして、勝つための術もキャンプから叩き込んできた」と積み上げてきた成果が結果として現われた。
「選手のおかげ」とだけ言うが、言うまでもなく北野監督の役割も大きい。チームのストロング・ウィークポイントを理解し、讃岐らしい戦いを構築してきた。戦術面だけではなく、共に戦おうとするスタイルは選手たちにも響いていたはずだ。事実、今日も「怪我しないようにと家族から預かっていたお守りを選手たちに渡すの忘れ取ったわ」と、一人一人に配って歩く指揮官が居た。
『この監督を勝たせてあげたい』。そう、思わせるのも自然なことではないだろうか。
(讃岐担当 柏原敏)
2015/03/31 11:42