3月14日に行われた明治安田J1・1st第2節・山形戦(1○0)で左ひざを打撲し、戦列を離れている宇賀神友弥。今週は大学時代の後輩でもある武藤雄樹と別メニューで調整しているが、その左足には太ももから足首のやや上までテーピングが巻かれている。痛々しい姿だが、宇賀神は「でしょ? 重傷に見えるでしょ? そう見せてるの。『あいつ痛そうなのに頑張ってるな』と思わせる作戦」と笑顔でうそぶく。
さらに「明日は母校と試合だから」と流経大との練習試合に出場するような口ぶりだったが、本当に出るのか問うとニヤリ。その表情のままクラブハウスに引き上げていった。普段は明るいキャラクターながら、時々思いつめてしまうこともある宇賀神だが、けがをしている中でも明るさを保てているのはポジティブなこと。その言動を見る限り、流経大戦は欠場になりそうだが、まずは4月4日のJ1・1st第4節・松本戦で完全復活してくれることを期待したい。
(浦和担当 菊地正典)
2015/03/27 17:11