遂にきょう17日は、第19回を数える『ちばぎんカップ』の日。
では、柏側の選手が話す、ちばぎんカップを紹介します。
DFリーダーとして期待がかかる増嶋竜也選手は、ここのところ練習しており『ちばぎん』でも採用が濃厚とされる3バックシステムについて、こんな話をしています。
「個人的には以前からオプションの1つとして3バックをやってみたい気持ちがありました。ウチの選手層を見ても、4バックと3バックの使い分けをできれば良いのかなと」
先週9日で初めて試された際は3バックの中央に入りましたが、その際は「今後を左右すると思って、成功したというのを見せたくてプレーした」とも言います。
3バックの左サイドで起用される見込みの増嶋選手、今回のちばぎんでも、「3バックが出来る」というのを多くのサポーターの前でも見せたい気持ちが強いことでしょう。注目です。
田中順也選手は、なかなか結果の残せなかった2012シーズンを挽回するための2013シーズンにもなります。その『最初の一歩』である『ちばぎん』に、どんな思いで臨むのでしょうか。実はこれまで、なかなか主力組で起用されることが少なく、焦りもあるのかなと思いましたが…。
「練習では調子が良いんです。あとは試合でそれが出せるか。練習では、点をとるだけでもチャンスメークするだけでもなく、トータル的に見ても悪くないプレーができています。それを自信にして、もっと自分からアクションを起こしていきたい。試合を決定づける仕事をしないと、この先使ってもらえないので。チャンスが来たら、練習でやっていることを出せるように、集中していきます」
クレオという強力な助っ人も加入し、現在は離脱中の澤昌克選手ももうすぐ復帰しそうで、評価の高い2人がライバルになります。ですが、田中選手は前向きでした。
「ウチは前線の守備が生命線です。Jリーグは特にそうですよね。その点で、クレオはまだ慣れていない感じがあるし、オレにも絶対チャンスが巡ってくると思うんです。ちばぎん、ゼロックス杯で例えチャンスが少なくても、今年トータルで、FWの選手のなかで一番の活躍をするのが目標です。いまはファーストチョイスじゃないかもしれないけれど、思い返せば2011年もちばぎんは出ていなかったし、あまり気にせずに頑張って行きたい」
では、新人はどういう思いで『ちばぎん』に向けて準備をしたのか。1つ先輩の山中亮輔選手が「ユース年代のときから千葉ダービーだと言われたこともあり、特別な試合でした。小さい頃からトレセンなどで一緒ににやっていた佐藤祥くんとか井出遥也くんなど良く知っているメンバーもいますし、負けたくない気持ちは強かったです」と語るように、柏U−18出身選手としては千葉戦は気持ちの入る試合です。
当日のベンチ入りは厳しそうなユースからの昇格4人組ですが、話を聞いていますので紹介します。
FW木村裕選手は、「ユースのときは、ダービーということもあるし、勝つだけではなく内容でも相手に一回も触らせないくらいの試合をしようと思っていた。千葉ダービーは気合いが入ります」と明かしてくれました。いまは布部コーチと「狭いところでのプレーなどを一緒に練習しています」とのこと。
MF小林祐介選手も、試合出場に向けて絶賛アピール中。本人は「最近試合をやっていなかったのもありましたけれど、少しずつ感覚は取り戻してきています」と感触を掴んでいる様子。「自信が持ててプレーしているときは良いんですけど、まだメンタル的に波があって、今日はダメだという日がある。やっとプレー中に呼び捨てに出来るようになってきましたし(笑)、これからです」ということなので、今後に期待です!
それに各年代で代表に選出され続ける秋野選手、中村選手も、自らに視線を向け、必死に練習している姿が印象的です。“自分”を持っている選手たちですから、心配はいらないでしょう。
とにもかくにも、『ちばぎん』のキックオフはもうすぐ。チケットもかなり売れているようです。
「まだ見せたいレベルには達してないが、ただ現段階でのマックスは選手に要求します。あとはサポーターの前で戦うわけですから、間違いなく全力は尽くします。チームのフィロソフィーを感じてもらうゲームになります」(ネルシーニョ監督)」
スカパー!や千葉テレビでも生中継予定。白熱のちばぎんを皆さんも楽しみましょう!
(柏担当 田中直希)
2013/02/17 10:22