開幕から2試合連続で得点を挙げている中原貴之。トライアウトから契約を勝ち取った新天地でこの上ないスタートを切ったが「このチームで生き残っていくためにもアピールしていかないといけない」とチームが勝ち点を挙げられていないこともあり、満足感はなかった。中原貴と言えば、仙台時代から打点の高いヘッドがその代名詞。愛媛戦では得意のヘッドから得点を挙げている。
「相手がゾーンで守っていたのでフリーになれたし、しっかり上で叩くことができた。ああいうのが自分のコンディションが良いと判断するためのバロメーターなのでヘッドで取れたのは良かった」
とやはり、ヘッドでの得点は格別な様子。古傷のヒザの状態もあり、しばらくはスーパーサブという役回りになりそうだが「チームが1番機能するための形ならそれで問題ないし、納得もしている。求められる仕事ができるように良い準備をするだけ」と復活を期すストライカーは頼もしかった。
(福岡担当 杉山文宣)
2015/03/18 16:14