5週間に及ぶキャンプ生活を打ち上げ、たくましさを増して新潟に帰ってきた選手たち。中でも成長著しいのは、大卒ルーキーの平松宗だ。ゲーム形式の練習では、スピーディーな展開の中でも味方とうまく連係し、チャンスメイク。自らミドルシュートを決めるなど、攻撃参加もスムーズだ。
「宗は自分からアクションを起こせる。だから、周りの選手もうまく使ってくれる」と柳下正明監督も評価する。キャンプ後半の練習試合では主力組のサイドハーフとして起用され、明治安田J1開幕戦・アウェイ鳥栖戦での出場も視野に入って来た。
「もし出られたら、若手らしく思い切りプレーしたい。勝利に貢献して、アウェイまで足を運んでくださるサポーターの皆さんに気持ちよく帰ってもらいたい」と意気込む。ちなみに、チームメイトともすっかりなじんだ平松。当初、コルテースに「イブ(指宿)」と呼び間違えられたものの、今は「シュウ」としっかり覚えてもらったそうだ。
(新潟担当 野本桂子)
2015/03/04 07:00