13日、藤本康太が契約交渉に臨み、来季もC大阪でプレーすることが決まった。
宮本功強化本部長との話し合いは、実に1時間半近くに及んだ。
「いろんな話をしました。来季、どういうサッカーを目指すのか。補強や新監督のこと、今いる選手の去就など、聞きたかったことが聞けました。話をする前から残ろうとは思っていたけど、納得する話し合いができました。僕はこのチームでずっとやってきているし、J2に落とした責任もある。残って、1年でJ1に上がるためにしっかりやりたいと思います」(藤本)
「彼も生え抜き選手で、今季はけがも多く、昨季までに比べて出場時間も減った。そういう中で、話し合いの最初に『すいませんでした』と謝ってきた。今日も最初から契約するつもりだったと思うけど、補強や監督のことなど、1年でJ1に上がるためにどうするか、という部分で僕の話を聞きたかったのだと思う。彼も28(歳)。彼が入団する時の契約に、僕も携わっている。ウチのクラブだと、もうベテランだと。試合に出られなかったとしても、やらないといけない仕事はある。そういうことも自覚しないといけない、という話もした」(宮本功強化本部長)
また、来季へ向けた新監督との交渉も大詰めを迎えている。ブラジルに飛んでパウロ・アウトゥオリ氏との交渉にあたっている大熊清・新強化部長だが、ブラジル時間の12日に行われた2度目の交渉を経て、まもなく3度目の交渉に臨む。「こちら側としては、誠意を持って、お話はさせていただいている。その中で3度目の話し合いの場を設けてもらった。条件面では敵わないが、ダメなら2度目で終わっている。そうではない、ということ。個人的には前向きなのではないかと思う」。宮本功強化本部長は、そう話す。新監督誕生か、交渉決裂か─。その行方が注目される。
(C大阪担当 小田尚史)
2014/12/13 18:53