名波体制となってからボランチを務めている宮崎智彦が21日、28歳の誕生日を迎えた。28歳の目標は「まずは札幌に勝ってプレーオフ進出を決めること。そして、プレーオフを勝ち抜くこと」(同選手)。目の前に迫った23日のアウェイ・札幌戦に全力を注ぐ。
本職は左SBながら、名波浩監督のアイディアで第35節・大分戦(0●2)よりボランチへコンバート。プロとしては初めてプレーするポジションだったが、持ち前のサッカーセンスで対応してみせた。
その“対応力”を21日の紅白戦でも見せた。敵陣左サイドからゴール前のフェルジナンドにクロスを上げたが、一度はまったく呼吸が合わず、不発。しかし、その直後にほぼ同じ場面が訪れると今度はフェルジナンドの頭にピタリと合わせ、ゴールを演出。「うまくいってよかった」と笑う。
シャムスカ前体制では出場機会を得られない時期もあったが、「やるべきことは自分で分かっているから」と黙々とトレーニングを積み、状態を維持。
センスと努力で定位置を掴んだレフティー。プレーオフ進出を懸けた大一番で、勝利を誓う。
(磐田担当 南間健治)
2014/11/22 10:01