前節・大分戦(0●1)に敗北を喫したことで、入れ替え戦が決定した讃岐。J2に残留するためには入れ替え戦に勝利することが目標となったが、そこへ至るプロセスが非常に重要になる。
リーグ戦最終節・千葉戦を控え、北野監督は今週の練習スタートに「入れ替え戦」という言葉を初めて使ったそうだ。そして「そのためにも千葉戦をしっかり戦おう。しっかり戦うことが次につながる」と、まずは目の前の千葉戦を大切な一戦として準備を進めている。もちろん、今節の勝敗がJ2残留に直接関係する訳ではなく、J3の試合を見ながら分析も進めているだろう。しかしながら、それでも“目の前の一戦を大切にしよう”という讃岐の今のプロセスは大切だと感じた。
入れ替え戦は一発勝負のようなものではあるが、一夜漬けで受けるテストではない。1年間積み重ねてきた努力や苦労が運や実力として表れる場所だと思う。札幌で昇格も降格も経験したことのある古田寛幸は「ギリギリの所で戦う中で一番大切なのは一体感だと僕は思います。一体感は讃岐の強みだと思いますし、出場する選手、しない選手、サポーター、スタッフ、フロントも含めて、みんなが“J2に残る”という強い気持ちを1つにして戦えば絶対大丈夫だと思います」と話す。
まずは、リーグ戦最終節の千葉戦。全ての力で挑もう。
(讃岐担当 柏原敏)
2014/11/21 19:11