シーズンも残すところあと1試合となった。それぞれに今シーズンの手応えや課題はあろうが、養父雄仁にとっては「今年はシーズン通してサッカーの原点や守備を意識してきて、着実にゲームで出せて手応えを感じることができたシーズン」だとのこと。そうしたなかでもここまで6ゴールと自身のキャリアの中でも最多得点を記録している。「今年は点を取ることに関してはあまり課題としていたわけではないんですけど、それがついてきたのには驚いてます。今までは点を取りたいという気持ちが強かったけど、気にしないことで良い方向につながったのかもしれないですね」とのこと。
現在チームトップは澤田崇の8得点。それを7得点の齊藤和樹と、6得点の養父、そして園田拓也が追う展開。園田は福岡戦当日が誕生日とあってバースデーゴールを狙っており、開幕戦で今シーズン第1号のゴールを決めた片山奨典も「親からもう1点取れって言われている」という。また、プロデビューしたスタジアムで現役ラストマッチを迎える藤本主税のゴールにも期待がかかる。
欲を言えばそれらが全部叶うといいのだが、とにかく今年積み上げてきたことを発揮し、目標には届かなかったものの良い形でシーズンを終えたい。
(熊本担当 井芹貴志)
2014/11/21 16:22